入れ墨・タトゥー除去

入れ墨・タトゥー除去

【歴史】

入れ墨は、容易に消えないため、昔から現代に至るまで身分・所属などを示す個体識別の手段として古くから用いられて来たものです。
入れ墨は、各国で罪を犯した者に対しての識別として使われてきました。
日本でも同様に、江戸時代には、左腕の上腕部を一周する1–2本のライン(単色)を彫る刑罰が行われていました。
施される刺青の模様は地域によって異なり、額に刺青をして、段階的に「一」「ナ」「大」「犬」という字を入れ、五度目は死罪になるという地方もありました。

近年、小説、映画、人気歌手などの影響もあり、様々なデザインの入れ墨が、若者の間で人気になりました。
これらは、日本の伝統的な入れ墨を『和彫り』というのに対して、『TATOO(洋彫り)』と呼び分けることもあります。

【問題点】

入れ墨を入れた者は暴力団構成員と認識され、公衆浴場や遊園地、プール、ジム、ゴルフ場等への入場を断られる事が多いです。
法務局では、入れ墨の有無を『当人の社会的スタンス』を示す明確な指標として認識されるため、量刑に影響を与えることが多いといわれています。
入れ墨がかつて刑罰のひとつだった事や、現在でも暴力団関係者の象徴として一般的に認識されている関係から、周囲の人々から悪い噂を立てられる事が多くなります。
勤務先からマイナス評価を与えられたり、懲戒解雇の対象とされたりと、社会生活上様々なリスクを負うケースも多いです。
就職の際、不採用になる場合が多いです。
生命保険会社は暴力団関係者の加入を断っているため、申込者に入れ墨がある事が明白な場合、その加入を断るケースもあります。

【治療方法】

レーザー除去

除去したい入れ墨・タトゥーにレーザーを照射し、染料を燃焼する方法です。
ただし、除去できる色が限られるため、完全除去までにレーザー照射に回数が必要です。傷痕は、基本的に残りません。

切除術

最も確実に完全除去できる方法です。入れ墨・TATOOの入った皮膚を切り取り、皮膚を縫い寄せますので、色はすべて取り除けます。
切開ですので、手術痕が残りますが、3~6ヵ月で赤味はとれ、除々に目立たなくなっていきます。

植皮術

関節など単純縫縮の難しい部位や、面積の大きい入れ墨・TATOOの除去は、植皮術が適応となります。
足の付け根、太もも、お腹などから、健康な皮膚を持ってきて、入れ墨・TATOOを取って欠損した部位に植皮します。