ほくろ・シミ・あざ

ほくろ・シミ・あざ

【シミ・ソバカス】

シミ・ソバカスは見かけ上、簡単に取れそうですが、なかなか取れないものもあるのが事実です。
一般的に言えるのは、次の2つです

・老人性のもの

くっきりはっきり目立つがあっさり取れ易い老人性のものの中には「老人性色素斑」「脂漏性角化症」と言ったものがありますが、 1~2回のレーザー治療、表皮剥離術で取りきれるものです。

・若年性のもの

薄くて境界がボケているため目立ち方は少ないが意外に取れにくい若年性のものの大半は「肝斑」という厄介なしろもので、 深いところから色素が出て来るため何度施術をしてもまた色素沈着を生じることが多いのです。
そういう場合にはレーザー治療か剥離術かという外科的な手法のみに頼らず、 内科的、皮膚科的な手段を併用し、時間をかけて薄くして行きます。
「いちだクリニック」では「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」という、 高性能のレーザーで、深いところにまで色素細胞のある、シミ、ソバカス、 それに太田母斑のようなものまで消すことができるようになりました。

・フォトRF(オーロラ)

最近「フォトフェイシャル」という光治療が流行していますが、 当院ではフォトフェイシャルよりも更にバージョンアップした「オーロラ」という治療機器を導入、 さらにEマックスを導入して、たるみの出た顔のリフトアップ効果を出すことができるようになりました。
シミ・ソバカス以外にも、ニキビ跡や毛穴を目立たなくする、ハリが出る、赤ら顔の改善等、 さまざまな悩みに対応出来ます。脱毛効果も得られるので非常に人気があります。

治療法
A:外科的治療法 ・表皮剥離術・レーザー照射
B:内科的治療法 ・ビタミンA、B2、C、E ・トラネキサム酸
C:AとBの中間的治療法

【ほくろ・あざ】

ホクロの小さいもの(2mm以下)はレーザーを照射すればほとんど傷あとが目立たずに治ります。
しかし、3mm以上の大きさになると、治るのにも時間がかかり、また焼いた跡が目立つようになるため、切除した方が早くきれいに治ります。

当院では希望によってレーザーと切除する方法のどちらでも出来ますが考え違いしないで頂きたいことは、 レーザーは最新医療機器だからホクロなら早くきれいに短時間で治せるということは間違いだということです。

確かに治療する側にとっては簡単に出来ますが、治療される患者さんにとっては治るまでにかえって長くかかる場合が多いのです。

  • ホクロをちゃんと切り取って縫合すれば、4~5日で抜糸が終了しますから1週間位で治ります。しかしレーザーで焼いた場合、カサブタが取れてしまうまでに小さいもので7~10日位、5mm以上のもので2~3週間位かかってしまうのです。
  • 「切って縫合した方が良いです」と説明した場合は、レーザーよりも手術の方が早くきれいに治るホクロだと思って下さい。
  • ホクロが癌になっていないか心配な場合
    当院ではその疑いがある場合は通常より大きく切除します。そして、病理検査(保険適用)に出して細胞を調べます。当院でも1年に1~2人皮膚癌になっている人がありますが、完全に切除しきれているかどうかの判断も検査結果で分かります。完全に切除出来ていれば再発する心配はありません。
  • レーザー照射をした場合、時には焼き残した細胞から小さく色が出ることがあります。その時は無料で再照射をして完全に取ります。
  • ホクロを切り取る場合
    鼻や口、眼瞼の周囲などではいろいろと切り取るためのデザインを考えたりしますが、そこが形成外科の腕の見せ所でもあります。
  • アザに関しては、小さいものは切り取り、大きいものはレーザー治療か植皮術という治療法があります。状況によって保険適用が可能になります。