へそ・わき

へそ・わき

【わき】

「ワキ」に関しての手術は、ワキガ・多汗症の手術があります。 人間は全身から汗をかきますが、それはエクリン汗腺という皮内にたくさんある小さな汗腺から出るものです。 汗の出る穴は毛穴とは別に開いています。ところがワキだけは特別の構造になっていて、ワキ毛の毛穴から出る汗があります。 それはアポクリン汗腺という巨大なもので肉眼でも分かります。 (手術の際、皮膚の裏側を見ると毛根に一致してツブツブと皮膚の裏側についているように見えます)これがよく発達している人が、ワキガ、多汗症であるのです。

ワキガの原因となるアポクリン腺は体の限られた部位、腋窩(わき)、乳輪、外陰部、外耳道に存在し、においのもとになるアポクリンタンパク物質を分泌し、体臭を形成しています。

多汗症の人で汗に臭いのある人をワキガ(腋臭症)といいます。

ワキガ・多汗症のセルフチェック!

(1つでもある人は可能性あり)

  1. 耳アカが湿っている
  2. 家族にワキガ(腋臭症)・多汗症体質の人がいる
  3. 緊張や興奮するとよく汗ばむ
  4. 自分の体臭が気になる
  5. 他人にニオイを指摘されたことがある
  6. 服のワキの下に黄色い汗染みができる
  7. 毛深い方である
  8. 季節に関係なくワキの下に汗をよくかく
ワキガ・多汗症の手術は大きく分けて3通りの方法があります。
(1)剪除法:臭いの元であるアポクリン腺、エクリン腺を徹底的に取り除く方法で、99.9%まで取り除くことが出来ます。
(2)掻把吸引法:皮下のアポクリン腺、エクリン腺を吸引器で吸い出す方法です。(約70-80%)
(3)ボトックス注射:ボトックスはボツリヌス菌毒素というタンパク質で、交感神経の働きを弱める作用があり、 ワキの下に皮内注入することでアポクリン汗腺やエクリン汗腺といった汗腺の活動を抑制し、汗や臭いの分泌を抑えます。注射なので、キズ跡はまったく残りません。
有効期間が4-5か月と限られていますので、夏場などの注射をお薦めしております。

※ワキだけに限らず、手の平や足の裏などにボトックスを注入することにより、汗腺の活動を抑制させ、汗の分泌を押さえることができます。 手のひらや足の裏の汗にお悩みの方は、是非ご相談ください。

剪除法について

ワキに4~5cmの切開を加え、ワキ毛のある部位の皮膚をアポクリン腺のついたまま剥がした後、皮膚の裏側についているアポクリン腺、エクリン腺、毛根を徹底的に取り除きます。
ハサミを使うので剪除法(せんじょほう)といいます。
この手術は毛根も同時に取るため、永久脱毛を兼ねることにもなります。
(ほとんどなくなり数えるほどしか生えてきません。ただし、男性の場合少しは毛根を残したいという人は意識的に残すことにします。
その場合、かすかに臭いは残ることになります)術後3日間、局所の安静は大切で、傷あとの治り具合に大きく影響します。
2週間で抜糸が完了します。色素沈着は術後2~3ヵ月はかなり強く、半年~1年かけてゆっくり消失します。

掻把吸引法について

1cm弱の皮膚切開の穴から掻把吸引用のカニューレ(吸引管)を入れ、脂肪吸引用の吸引器でアポクリン腺を吸い出す方法です。
しっかり吸引すれば70~80%のアポクリン腺、エクリン腺を取り除くことができますので、臭いがないか、または気にしない人で多汗に悩む人にはこの方法がお勧めです。
傷が小さいのと、皮下を剥離しないので治りが早いということになります。1週間で抜糸が完了します。
この方法は毛根を取り除くことは出来ませんのでワキ毛は元の通り生えます。

【へそ】

「おへそをきれいに見せたい」という女性がとても増えています。
水着になったときだけでなく、へそピアス、へそ出しルックのシャツなどファッションの多様化で日常生活の中でも、おへそが見せる機会の多くなりました。
当院で「へそ」の形成手術をされる方は、「デベソ」がイヤだという人が90%で、残りの10%の人は形状を良い形に変えたいという方です。

多くの「デベソ」は赤ちゃんの時に正しい方法で臍ヘルニア状態を整復していれば自然に治っていたものと思われますが、 中には大人になってもヘルニア孔というものが残っていて内蔵の脂肪組織がデベソの膨らみになっている人があります。
その場合は手術の際にそのヘルニア孔を閉じる必要があります。デベソの形成手術の原則は、デベソ部分をなくして、普通のヘソらしい凹みを作ることです。
局所麻酔で行い、手術は30分以内に終了し、1週間で抜糸が完了します。費用はヘルニア孔を閉じる必要があるかないかで違います。